http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071201-00000081-mailo-l20
上高地で希少なチョウのオオイチモンジの幼虫を採取したとして、松本署は30日までに、自然公園法違反の疑いで諏訪郡に住む医療施設職員の男(49)と松本市に住む無職の男(64)を地検松本支部に書類送検した。オオイチモンジの捕獲で同法が適用されたのは県内で初めて。
調べでは、2人は今年9月13日、松本市安曇の上高地の特別保護地区で、木の枝を折り、オオイチモンジの幼虫を捕獲した疑い。それぞれ中信森林管理署職員らに発見された。2人は「幼虫は飛ばないので成虫よりとりやすい。孵化(ふか)させて標本にしようと思った」などと容疑を認めているという。
オオイチモンジはタテハチョウ科の高山チョウの一種。大型で美しいチョウとして知られ、本州中部と北海道に分布する。標高1000〜2000メートルの亜高山帯に生息するが個体数は極めて少なく、環境省のレッドデータブックでは絶滅の危険が増大している種である「絶滅危惧(きぐ)2類」に分類されている。コレクターに狙われることが多く、近年は幼虫の捕獲が問題となっている。【福田智沙】
12月1日朝刊